大体大浪商がセンバツ王者の大阪桐蔭に敗れるも、夏に向けて先発2本柱にメドが立った。

 先発した江畑翔平(3年)がは0-2の6回、大阪桐蔭の代打・中野波来(はる)外野手(2年)に3ランを浴び、6回5失点で交代。ただ大会を通じ、昨秋からの課題だった制球難を克服し、四田勝康(よしみち)監督(61)に「江畑はこの春、ずいぶんと成長した」と評された。

 江畑は入学時から、エース立石健(3年)と2本柱になるべく、期待された投手だった。江畑は「自分がずいぶん、遅れてしまいました。制球難をなんとかしようと腕の位置をいろいろ考え、今年の3月にやっと投げやすいフォームを見つけた。フォームが固まったことで、制球も安定しました」と、自身も手応えをつかんだ春になった。