北星学園大付が北広島を10-0の5回コールドで下し、100回大会で南大会初出場を決めた。

 0-0の4回。先頭の4番佐藤祐樹(3年)が右越えソロ本塁打で勢いづけると、この回打者9人で5得点。5回にも打者一巡の猛攻で5点を奪い、突き放した。投げては先発したプロ注目の最速146キロ右腕、杉村航大(3年)が、5回2安打無失点で勝利に導いた。

 就任10年目の沼山健吾監督(35)は「ずっとここ(代表決定戦)で負けてきた。最後は卒業していった子たちの顔が浮かんだ。投打の2人もだけど、部員全員が勝利にこだわった結果が出せました」と喜びをかみしめた。