池田のエース白川恵翔投手(2年)が8回2安打無失点の好投で、チームを2回戦進出に導いた。6球団のスカウトが見つめる中、直球は自己最速タイの140キロを計測。強気でインコースを攻め、8三振を奪う力投を見せた。打線も6打点で白川を援護した。

 82年夏、83年春に同校のエースとして甲子園連覇を果たした水野雄仁氏にちなみ、「阿波の金太郎2世」との呼び声も上がる右腕。「そこはあまり意識はしませんが、水野さんに憧れははあります。83年の優勝をユーチューブで見て、池田のユニホームを着て甲子園のマウンドに立ちたいと思ったので」と目を輝かせる。井上力監督(49)は「池田の背番号1はプライドもあるし、簡単につけられるものじゃない。期待も込めているし、こんなもんじゃないと思います」とさらなる活躍を願った。