仙台育英が2年連続の甲子園出場に王手をかけた。1回、3回と仙台三に1点ずつ奪われて0-2とリードを許したが、逆転勝ち。28日の決勝では、古川工と対戦する。

 3回裏に同点打を放ったのは2年生4番の小濃塁外野手だった。1死一、二塁の好機に、左越え適時三塁打。「直前に自分のエラーで2点目をとられてしまったので、3年生の夏を終わらせてはいけないという気持ちで打ちました。真ん中低めのストレート。狙い通りでした」。打撃を評価され、内野から外野にコンバートされた。ベンチ外となり応援団長を務める丸子翔大外野手(3年)からグローブを譲り受けてプレー。「甲子園に行って、3年生に恩返ししたい」と決勝での活躍も誓った。