試合に先立ち、元広島の北別府学氏(61)が始球式を行った。

 マウンドで周囲に一礼すると、セットポジションから現役さながらのストライク投球。「いやー緊張した。過去にプロで投げた割には緊張するもんだなと。ストライク入って良かったです」と大役を終えてホッとした様子だった。

 西日本豪雨の影響により、開幕が10日間延期され始まった今大会。この日の決勝も台風12号の接近に伴い、試合開始が3時間半繰り上げられた。北別府氏は「(両チーム)ここまで頑張ってきた訳ですから。悔いの無いように頑張って欲しい」と選手たちにエールを送っていた。

 2年連続同一カードとなった決勝は、広陵が10回サヨナラで2年連続23度目の夏の甲子園出場を決めた。