日大三・井上広輝投手(2年)が、復帰登板で自己最速を3キロ更新する150キロをマークし、3回を無安打無失点に抑えた。

 4月28日の春季東京大会の早実との準決勝で右腕の違和感で降板。筋肉の炎症と診断され、リハビリを経て、甲子園で今夏初登板のマウンドに上がった。「不安はありましたが、楽しもうと。無我夢中で、河村さんにつなごうと思った」と汗をぬぐった。創志学園・西、星稜・奥川、横浜・及川らと並び、来秋ドラフトの上位候補。「状態は8割くらい」と話した復帰登板で、潜在能力の高さを証明した。