習志野(千葉2位)が延長14回、3-1で桐生第一(群馬2位)を破り、準々決勝進出を決めた。

延長13回から無死一、二塁から始まるタイブレークに突入した14回表。1死一、二塁から7番・角田勇斗内野手(1年)の打球は、左中間を破る2点適時打になった。殊勲の角田は「ヨッシャー」の絶叫とともに二塁ベース上で何度もガッツポーズ。「県大会では調子が悪くチームに貢献できなかった。関東大会まで修正して、練習から調子が上がってきていた。今日は打てる自信がありました」と笑顔を見せた。

投げては、エースの飯塚脩人投手(2年)が6回から9イニングを投げ、4安打8奪三振で無失点の好救援。登板したばかりの6回には自己最速を更新する145キロを計測した。エースの力投にバックもこたえた。延長13回1死二、三塁、根本翔吾外野手(2年)が中飛をホームへのワンバウンド返球で走者を刺す好プレー。サヨナラ負けのピンチを救った。小林徹監督(56)は「今日は120%の力を出してくれたと思います。投手中心によく守ってくれました」と、選手たちをたたえた。

習志野は、23日の準々決勝で東海大甲府(山梨1位)と対戦する。