全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。元球児の高校時代に迫る「追憶シリーズ」の第19弾は、1976年(昭51)夏の甲子園で、柳川商(現柳川)の4番打者として、大会記録の8打席連続安打を記録した末次秀樹さん(59)の登場です。現在、真颯館(福岡)監督を務める末次さんは、1度もアウトにならず甲子園を去りました。いまだ破られていない記録を樹立した末次さんの高校時代を、12回の連載でお届けします。


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柳川商時代に着ていたユニホームを披露する末次氏
柳川商時代に着ていたユニホームを披露する末次氏

◆末次秀樹(すえつぐ・ひでき)1958年(昭33)4月6日、佐賀県生まれ。柳川商では2年春、3年夏に甲子園出場。76年夏は4番捕手で8打席連続安打、打率10割を記録(2試合)。日本ハムから3位指名も中大へ進学。社会人のヤマハ発動機へ進み、母校柳川のコーチを7年務めた後、94年に監督に就任。最初の夏となった95年に甲子園出場。その後、00、03年センバツ、02、05年夏に監督として出場。06年に自由ケ丘監督に就任し10年センバツに出場。監督として春夏計6回甲子園を経験した。13年4月から真颯館の監督に就任。