習志野(千葉)は1日、センバツ準決勝に向け、西宮市内のグラウンドで練習を行った。約2時間、ノックとバッティングで汗を流した。

練習には、2回戦の星稜戦で右足足関節に打撲を受け戦列を離れていた根本翔吾外野手(3年)が復帰した。「今は多少違和感が残っているけど、もう痛みはありません。思っている以上にいい状態。いつも通りの動きができました」と復調をアピールした。また、今大会3試合で無失点救援を続けているエース飯塚脩人投手(3年)は軽めのキャッチボールに、ランニングとバッティングで調整。前日の準々決勝、市和歌山戦で左足内側に打球を受けたが「痛みはない。明日は大丈夫。もちろん、投げるつもりです」と元気に答えた。小林徹監督(56)は「これまで通り、束になってかからないとダメ」と、ケガの根本、飯塚も含めた総力戦で戦うことを示唆した。

練習中には新元号が発表され、バッティング練習を見ていた小林監督が土の上にバットで「令和」と書き、選手たちに知らせる和やかな雰囲気もあった。「ちょうど練習中でしたので、選手たちに伝えておきました。日ごろから野球だけでなく、社会情勢にも興味を持ちなさいと言っていますから」。平成最後の甲子園優勝へ。全員野球で「習志野」の名前を刻む。