有言実行で「平成最初&最後のセンバツV」を果たした東邦(愛知)・森田泰弘監督(59)は晴れやかな笑顔を見せた。

4日が誕生日で、還暦を迎える。「いやあ、それは…恥ずかしいですね」と照れながらも「人生でこんなにも幸せな誕生日がありません」と喜んだ。

大黒柱と見込んで、主砲、エース、主将と大役3つを任せた石川昂弥(3年)が、2ラン2発に、被安打3で二塁を踏ませぬ完封と“独り舞台”を演じた。「今朝、石川にコンディションを確認したら『バッチリです』と言うから『じゃあ優勝しような』と声をかけました。石川がいたから、私は『優勝、優勝』と言ってきました。彼は絶対的存在。彼がいるから、周りも頑張るんです」と満足そう。平成最後の甲子園を制し、次は夏、令和最初の甲子園の頂点をにらむ。