北北海道大会が開幕し、開幕戦で2年連続甲子園出場を目指す旭川大高が昨秋全道大会4強の釧路湖陵を4-0で下し初戦を突破した。先発したエース右腕、能登嵩都(しゅうと=3年)が最速139キロの直球とチェンジアップ、カーブを織り交ぜ、散発4安打8奪三振で公式戦初完封。3-0の8回には女房役の2番持丸泰輝捕手(3年)が大会第1号となる右越えソロ本塁打で突き放した。

釧路湖陵は先発マウンドに上がった森下亮輔投手(3年)と一塁手として先発した鹿野凌平(3年)の両左腕が「投手→一塁手、一塁手→投手」と計7度スイッチして旭川大高打線を幻惑。4失点に食い止めたが、打線が及ばなかった。

旭川大高の端場雅治監督(50)は「良い勝ち方ができて、次につながる試合になった。(能登は)楽しみに見ていたが、しっかり投げてくれた。期待以上です」と話した。