修徳が9回、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収め、準々決勝に進んだ。

1点を追う9回は6球で2死となり、敗退が目前だった。「あと1人」のコールも飛ぶ中、林泰成(3年)が左前打した。八十原有輝(3年)も中前打で続き、一、三塁。ここで代打の佐伯遼馬(3年)が追い込まれながら右前に落として同点に。なおも代打の角田紘嗣(3年)が左前打して勝負を決めた。

角田は「みんながつないでくれたんで。来た球を打つだけでした。ばっちりです」としてやったり。野手全員となる18選手を使いきっての逆転サヨナラ勝ち。荒井高志監督(34)は「2死から4連打するとは。信じられません。生徒に救われました」。驚き顔で選手の粘り腰をたたえていた。