山村国際が14年の最高成績16強を超え、同校史上初の夏8強入りを果たした。

先発9人のうち、2年生と1年生が2人ずつ名を連ねた。7番遊撃でフル出場した芹田大士(はるひと)内野手(2年)は、4打数4安打2盗塁と気を吐き、4打席すべてで生還。緩い変化球を狙い打ちして、走者がいない場面で二塁打、三塁打とチャンスメークした。本塁打が出ればサイクル安打達成だった。

小5までサッカー少年だったが、1学年上の友人と一緒にプレーしたくて野球に転向。球歴は決して長くはないが、同校の記録更新に貢献し、準々決勝では大会4連覇中の花咲徳栄に挑む。「今日は仕事ができたと思う。徳栄戦は、初球からしっかり振れるように」。3年生のために、全力でぶつかっていく。