17年全国優勝の花咲徳栄(埼玉)は、強豪・明石商(兵庫)と初戦からぶつかる。

岩井隆監督(49)は明石商の記事を1分ほど熟読し「投手の奪三振が非常に多い。構えていて戦える相手じゃない。攻めていかないと」と、相手エース中森俊介投手(2年)らとの真っ向勝負に意気込んだ。

センバツ4強相手でも、ひるまない。昨秋以降の長打率7割5分超の2番橋本吏功(りく)外野手(3年)を軸に、地方大会のチーム打率4割3分2厘は49代表中1位。冬場に重さ1・2キロのバットを振り込み鍛えた打線には、岩井監督も「全国優勝した時の打線より上かもしれない」と期待。成果を示すには格好の相手だ。

初戦(2回戦)は第6日第4試合。「暑さに慣れるのにちょうどいい」と希望通りの日程だ。「鍛えて一度落として、最後にしっかり上げたい」と猛打爆発への道筋を描いていた。