21度目出場の熊本工が延長12回、7番・山口環生内野手(3年)が強烈なバックスクリーン弾を放った。1932年(昭7)初出場から続く伝統の粘りの野球を発揮して、チームとして節目の夏甲子園通算30勝目。

  ◇   ◇   ◇  

熊本工の7番山口が大会21本目のサヨナラ本塁打。延長イニングでは11本目。打順7番以下の下位打者は大会史上初めてだ。バックスクリーン方向への放物線は、08年の奥田ペドロ(本庄第一)以来2本目。公立校の選手は83年浜口大作(宇部商)以来。熊本工は甲子園のサヨナラ試合に3連敗中だったが、サヨナラ勝ちは86年1回戦(対横浜商)で緒方耕一(現日本ハムコーチ)が中堅手の頭上を越えるサヨナラ三塁打を打って以来3度目になる。

打たれた山梨学院・相沢は好投及ばず。夏のサヨナラ本塁打を許した投手で11回1/3は、81年加藤誉昭(都城商)に打たれた金丸久夫(岡谷工)に並ぶ最長イニングだった。【織田健途】