城東が完封負けし、都立勢初の決勝進出はならなかった。

先発の林平太郎投手(1年)が再三のピンチで踏ん張り、5回まで4安打無失点。だが、6回に犠飛で先取点を与え降板。8回に2番手の鳴坂隼投手(1年)が4失点し、試合を決められた。林は8回途中から再登板。計7回7安打1失点だった。

打線は国士舘・中西に2安打無得点に抑えられた。

林は「ストライク先行で有利なカウントにしないといけなかった」と冷静に振り返った。来年への課題としては「体がまだできていない。体重を増やして、フォームを固めたい」と、現在71キロの体重を78キロまで増やすつもりだ。

内田稔監督は「(中西に)手も足も出ませんでした。練習しないといけない。コントロールと、球の動きが嫌でしたね。うちが勝つとしたら、しのぐしかなかった。(林は)しのいだのは良かったけど、ただ、それ以上に打てませんでした」と打線を敗因に挙げた。

最後は、ベスト4の結果を受け「選手はよく頑張ったと思います。(来春へ向けて)全てのレベルアップ。技術、体力の底上げです」と話した。