桐生第一(群馬)が16年以来4年ぶり6度目のセンバツ出場を決めた。春夏通算では15度目。群馬1位で出場した秋季関東大会ではベスト4入りしていた。

今泉壮介監督(40)は「喜びと同時に身が締まる思い。感謝と挑戦者という気持ちを忘れずに、まずは1勝、そして全国制覇を目指したい」と話した。

エースは技巧派の宮下宝投手(2年)。制球力にたけた左腕で、スライダー、カーブ、チェンジアップを巧みに操る。チームNo.1の努力家でチームメートからの信頼も厚い。「(関東大会で)4強に入って、甲子園がかなり近くなった。ワクワクしていた。甲子園までにもっともっとレベルを上げないといけない」と話した。

打線は主将の広瀬智也内野手(2年)が4番を務める。新チームになってからは公式戦ではノーアーチも打率4割をマーク。中学校時代も浦和シニアで主将を務め、全国大会で選手宣誓を行った。昨秋の関東大会でも選手宣誓を務めた。身長181センチ、体重85キロで均整の取れた体格で勝負強さと長打力で打線をけん引する。「甲子園は夢舞台。力がないチームなので挑戦者として全力でぶつかっていきたい。監督に1勝をプレゼントできるように頑張りたい」と意気込んだ。