第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に21世紀枠で出場する磐城(福島)ナインが、卒業生から熱烈エールをもらった。

1日、卒業式後に行われた3年生対現役の卒業記念試合(6回制)で4-7と敗れた。現役組は本職の投手が登板せず、相手は外野に5人を配置するなどハンディもあったが、引退後のブランク、受験勉強の疲れをものともせず、全力プレーを貫いた先輩たちの姿は、最高の刺激になった。

チームが掲げる「Play Hard」(全力疾走・全力プレー)を実践してくれた。声と盛り上がりでも圧倒された。エース沖政宗(2年)は「楽しくやる雰囲気にのまれて、自分たちの力を発揮できなかった。危機感を感じないといけない」。前主将の遠藤民生さん(3年)は「スクイズ失敗もあったし、こういう試合でも1球を大事にしてほしい。相手にのまれず、自分たちのプレーをしてほしい」とあえて辛口な言葉で激励した。

最後は前チームのエースだった首藤浩輝さん(3年)に、弟の瑛太内野手(1年)が空振り三振に仕留められゲームセット。瑛太は「兄も含めて、3年生がいたから僕たちもセンバツに行ける。先輩たちのためにも甲子園でしっかり勝ちたい」と、しっかり魂を受け継ぐことを約束。岩間涼星主将(2年)も「恩返しという気持ちを込めて、センバツで勝ちという結果で感謝の気持ちを伝えたい」と決意を新たにした。【野上伸悟】