天理(奈良)は広島新庄との対戦が決まった。下林源太主将(3年)は「(昨秋の)広島大会で優勝している。打撃がいいチームと思うのでしっかりやっていきたい」と必勝を期した。センバツに出場するはずだった18人のメンバープラス2人の20人で戦う。

今夏の奈良独自大会は3年生だけで挑むが、交流試合は昨秋神宮大会などで活躍した強打の瀬千皓外野手、192センチ長身右腕の達孝太投手(ともに2年)の「セ・タツ」コンビにも出番がありそうだ。神宮で1試合3本塁打を放ったスラッガー河西陽路内野手(3年)らも体調万全で、打力では負けない。

センバツに続き夏の全国大会も中止となり、落ち込むナインを鼓舞し続けてきたのが下林だった。「(コロナ禍で)すごい経験をさせてもらった。高校ラストの試合は思い切ってプレーしたい」と全力を誓った。