武修館がクラークの猛打に押し切られ、6回で力尽きた。

初回、エース中谷が先頭打者で出塁も、けん制死。その裏、2死を取った後に2四死球から適時打を許し2失点。好機を逸した直後に流れを譲り、引き戻せなかった。中谷は5回1/3で被安打16の10失点。「打たせてテンポよく守ろうと思ったが、打たせるどころか打たれてしまった。あれだけ打たれたら、むしろすがすがしい。野球は進学して続けたい」と最後は笑顔で話した。

▽武修館・迫田主将「外野から声をかけ中谷を励まそうとしたが、相手の力が強かった。でも楽しい試合だった」

▽武修館・小林正人監督(32)「完敗です。どんなに取られても最後は中谷で行こうと決めていた。この経験を今後の成長のきっかけにしてくれたら。すぐ新チームも始まる。落ち込む要素はない。3年生が残してくれたものを1、2年生がうまく次につなげられるようにしたい」