平塚学園が「3150(最高)パワー」で打線を盛り上げ勝利をつかんだ。

6回先頭の安達斗希捕手(2年)が右翼へチーム9本目となる二塁打を放ち、全員安打を達成。14安打10得点と打線がつながり、4試合連続、コールドで試合を決めた。

大高亘陽主将(3年)は「冬場にウエートトレーニングで筋肉を増やしたのが生きている」と、用具メーカーの測定で全国1位となったチームの「総筋力」を強打の理由に挙げた。

ベンチからチームを盛り上げて、打線に火を付けた。得点が入る度にベンチの選手全員で合わせて行われる「3150(最高)」ポーズだ。2018年には「インスタ流行語大賞」の1つにも選ばれた、亀田史郎氏(55)考案の若者に人気のポーズ。チームの盛り上げ役の落合遥亮内野手(3年)が発案し、今大会から使われている。

大高は「出ているメンバーだけでなく、ベンチの声とかでここまで大量得点できたと思う」と3150(最高)ポーズから来るベンチの一体感に感謝した。

次は強豪・東海大相模戦。大高は「今までやってきたことを、全て出し切りたい」と意気込んだ。ベンチからの応援を背に、3150な試合を見せる。【小早川宗一郎】