京都国際(京都3位)が逆転勝ちで、近畿大会初勝利。初のセンバツ出場へむけ、確かに歩を進めた。

終盤戦を物にした。2点を追う6回、2死一、三塁から4番中川勇斗捕手(2年)が、代わったばかりの相手右腕から左前適時打を放って同点。7回に2死満塁の好機をつくり、2番植西龍雅内野手(2年)が逆転の2点適時打を放ち試合をひっくり返した。投げては左腕の森下瑠大(1年)が、9回6安打9奪三振。変化球主体で3失点完投勝利を挙げた。

小牧憲継監督は「元々終盤勝負と言っていた。耐えて粘ってひっくり返してくれた。対策してきた右投手がでてきて、これでいけるなという感じだった」と狙ったゲームプランがはまった。

次の準々決勝(25日)は、近江(滋賀1位)-神戸国際大付(兵庫1位)との対戦。この日勲章打を放った植西は「どちらも強い。挑戦者としてやっていきたい」と意気込んだ。

▽和歌山東・米原寿秀監督「(4回に3点先制も)次の1点が取れなかった。向こうに先に(追加点を)取られて流れが行ってしまった。(課題は)打者は良い投手を仕留めることや駆け引きを学びたい。投手力もどこまで上がっていくか」