履正社・田上奏大(そうた)投手(3年)が、叔父も活躍したソフトバンクから5位指名を受けた。

昨秋から中堅レギュラーで活躍。6月に本格的な投手練習を始め、最速151キロを計測して一気にプロ入りを引き寄せた。

叔父は中日、ソフトバンクで活躍した大産大付の田上秀則監督(40)。ソフトバンクは叔父が09年にベストナイン、球宴出場を果たしたチームでもある。

「叔父さんがずっといたチーム。ずっと見ていたチーム」から指名を受け、「ビックリしているというか、うれしい気持ちでいっぱいです。正直、(指名に)かかるのかなと不安しかなかった。うれしかったので泣いてしまいました」と驚きを隠せない様子。

「母子家庭で育ててきてもらった。お母さんにも楽をさせてあげたい」と力を込めた。

◆田上奏大(たのうえ・そうた)2002年(平14)11月26日生まれ、大阪市出身。敷津浦小2年のとき「バイキングジュニア」で野球を始め、オリックスバファローズJr.にも所属。住之江中では西成ボーイズに在籍。履正社では1年秋からベンチ入りし、昨夏は背番号15で甲子園優勝。3年春から投手兼任。公式戦登板はなし。球種はカットボール、チェンジアップ、スライダー、ツーシーム。185センチ、87キロ。右投げ左打ち。