東明館(佐賀)が樟南(鹿児島)に競り勝ち8強入り。センバツ当確の4強へあと1勝に迫った。

7本の犠打を決め接戦を制した。

0-1の6回表、1死満塁、カウント0-2から窪山祥悟内野手(2年)スクイズを決め同点。8回には1死三塁から久保諒太内野手(1年)がスクイズを決めて勝ち越した。

豊福弘太監督は「うちらしい野球で、小技を絡めて勝つことができました。打っても7割は失敗なんで、アウトを取られても走者を進めたいと思っています」と話した。

東明館は佐賀県三養基郡基山町にある1988年創立の私立校。進学校で平日の練習時間は午後5時から2時間程度。グラウンドも右翼が70メートルと狭く練習試合もできないという。

豊福監督は「高いレベルで文武両道を頑張っている。オール5の子もいます」と話す。春夏通じて初の甲子園まであと1勝。2日の準々決勝で宮崎商と対戦する。