神戸国際大付(兵庫)が17年以来4年ぶり5度目の出場を決めた。

主軸打者の1人、武本琉聖内野手(2年)は、出場決定にひときわ感慨深げだった。父剛実さん(36)を含め、親族3人が神戸国際大付で甲子園を目指し、4人目の武本が初めて甲子園出場の夢をかなえたからだ。武本は「父からは『お前は頼むぞ』と言われて入学したので、父の分まで頑張りたい。全力疾走ではじけるような野球がしたい」と目を輝かせた。

チームは練習開始前に主将の音頭で「前向きに前向きに日本一」と全員が叫ぶ。昨年はコロナ禍で甲子園が春夏とも中止となり、現3年生は甲子園に挑むチャンスもなかった。「甲子園で優勝が一番の恩返しになると思うので、チームの勝利に貢献したい」と、それぞれの思いを背負って聖地に挑む。

 

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