花巻東が花北青雲に7回コールド、7-0で県大会への切符を手に入れた。公式戦初出場の小原大和三塁手(2年)が2安打2打点の活躍でチームに貢献した。

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花巻東が花北青雲に7回コールド勝ち。メンバー20人中13人が1、2年生の若いチームが上々のスタートを切った。

昨秋の県大会ではベンチ入りしたものの公式戦初出場の小原が2安打2打点をマーク。3回1死満塁の場面で低めのボール球を右前に運び2点適時打。5回には中堅への打球を中堅手が捕りきれず三塁打とした。他の選手と比べ、スイングが強くないという弱点を克服するため、冬季に人一倍バットを振った成果が早速結果に結びついた。「チームを鼓舞できるようなプレーで、この先に臨みたいです」と小原は意気込み、自信が増したスイングでチームに貢献していく。

そしてこの日、1年生でスタメン出場の佐々木麟太郎一塁手、熊谷陸二塁手の金ケ崎リトルシニアコンビは落ち着いたプレーを見せ、公式戦デビューを果たした。佐々木洋監督は「3年生と力の差がないくらい、1年生はシニアで鍛えられて落ち着いている。2年生も力がある。地区予選で1位を取って県大会に向かいたい」と語った。1、2年生の活躍を含め、3日の花巻南との第1代表決定戦に注目だ。