新型コロナウイルス感染拡大により3日から県内全域に出されていた特別警報が解除された17日、休止していた中学、高校などの部活動が再開された。8月の甲子園に出場した日本文理野球部は自校グラウンドで練習を行い、秋季県大会(21日開幕)に向け、調整に入った。

グラウンドに部員がそろうのは2週間ぶり。日本文理ナインはシートノック、打撃練習などで汗を流した。エースの田中晴也投手(2年)はブルペンで約30球投げ込み。県大会初戦2回戦は23日の新津戦。鈴木崇監督(41)は「焦らず1つ1つやっていこうと伝えた」。部活休止中、選手はボールを使った自主トレはほとんど行っていない。プロ野球中継や甲子園の動画を見るなど「野球を見る目」(鈴木監督)を保つ工夫をしてきた。

来春のセンバツ出場につながる県大会、そして北信越大会制覇は新チームの最初の目標。「改めて挑戦者の気持ちで臨む」。鈴木監督は前を向く姿勢を強調した。