花咲徳栄は、県大会の初戦に5回コールドで勝利した。打線は初回に3点を先制。3回には、打者一巡の猛攻で7点を挙げた。先発したエース金子翔柾投手(2年)は、4回を無安打無失点の7奪三振と試合をつくった。金子は「直球のコントロールがよかったし、変化球もコースに投げることができた」と振り返った。

県大会5回戦で敗退した今夏。新チームになり、とにかく練習を積んできた。打線も、12安打で13点を奪った。選手とともにグラウンドに立ち、真っ黒に日焼けした岩井隆監督は「ギラギラしていますよ。毎日が特訓のような感じ。1カ月でこんなに変わるんだというくらい、良くなっている。高校生の力はすごいなと思います」と笑顔で明かした。

遊撃手の山田慎之介主将(2年)も「夏休みの間、練習してきました」と自信を持っている。新チームでは1番を任されており「結果がチームの勢いに関係すると思う。思い切ってプレーしたい」と話した。