第94回選抜高校野球大会（22年3月18日開幕、甲子園）の21世紀枠候補9校が10日、日本高野連から発表され、北海道地区は、今秋の北海道大会で4強入りした札幌国際情報が候補校となった。

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札幌国際情報は課題を克服し、初の甲子園切符を待つ。今秋の北海道大会は4戦49得点と爆発力を披露も、準決勝の旭川実戦は3－3の6回2死走者なしから2つの失策絡みで勝ち越し点を許した。高根稜真主将（2年）は「気持ちの強さをつけ、ミスを減らし勝負どころで打てるチームにしないと」と気を引き締めた。駐輪場を改造した手作り室内練習場の壁を今秋、ビニールのシートからベニヤ板と透明のプラスチックボードに新調。新たな環境で準備を整える。

 

◆札幌国際情報　1995年（平7）に創立された道立校。全校生徒956人（女子577人）。野球部も95年に創部され現在は部員計80人（1年29、2年31、3年20人）。甲子園出場はないが、夏の南北海道大会は19年と、道高野連独自開催だった20年に2年連続決勝進出。今夏は4強。主な卒業生はJ1福岡DF奈良竜樹、ソチ五輪リュージュ代表の金山英勢。英語部が今夏の全国高校総合文化祭英語部門で最優秀賞受賞。所在地は札幌市北区新川717の1。阿部穣校長。