関東第一は、7回コールド勝ちで3回戦を突破した。

0-0で迎えた4回1死、3番の井坪陽生外野手(3年)が内角低めのスライダーをとらえて左中間スタンドに運び、先制。高校通算15本塁打が打線に火をつける1発となった。「緩急がいい投手で、変化球が多かったので狙っていました。3番打者で打線の中心なので、まず自分が出塁することを心がけていました」と振り返った。

5回には富岡大阿捕手(3年)もソロ本塁打を放ち、6回には連打で4点を挙げた。

6-0で迎えた7回無死満塁で、井坪が左犠飛を放ってコールド勝ちを決めた。

井坪は50メートル6秒0の足もあり、投手としては最速144キロ右腕の二刀流。米沢貴光監督は「もっと上を目指している選手なので、試合前に『打つだけじゃないところも、しっかりやっていこう』と話した。レベルアップしてほしい」と期待を寄せる。

チームとしては1回戦は不戦勝だったため、2回戦が初戦だった。同監督は「初戦なので簡単ではないと思っていた。選手は落ち着いてやってくれた」と話した。