関東第一が帝京を下し、決勝進出を決めた。関東第一が14安打、帝京が13安打を放った打撃戦で打ち勝った。

2回に2点を先取。2点リードで迎えた5回は、先頭の四球から5者連続安打で5点を奪った。本塁打は帝京の3本に対し0本だったが、4番の富岡大阿(だいあ)捕手(3年)が5打数4安打3打点をマークするなど、持ち味の打線のつながりで制した。

富岡は、5回に放った右前へ2点適時打を「決して当たりは良くなかったと思います」と笑顔で振り返った。高校通算14本塁打だが「とにかく間を抜く意識で打席に入っていました」と、長打よりもつなぐ意識を強調した。

この勝利で、春季東京大会の優勝校と準優勝校が出場する春季関東大会の2年連続出場も決定。「昨年もベンチに入れていただいて、その時は(専大松戸に敗れて)準優勝でした。先輩たちの分も背負って、必ず優勝したい」と意気込んだ。

▽関東第一・米沢貴光監督「(富岡は)打つ方では井坪と(並んで)中心の選手。よく応えてくれたなと。(帝京は)ウチより数段パワーは上。打球も伸びますし、圧も感じます。やっぱり強いなと、改めて思いました」