日大三島が富士宮東に10-8で競り勝ち、6年ぶりのシード権を得た。今大会初登板初先発のエース松永陽登(はると、3年)が、8回2/3 12安打7失点と苦戦。それでも、最後は9回2死満塁の場面で継投した松本彪之介(ひょうのすけ)(2年)が1失点で耐え、リードを守り抜いた。

チームは、大会と並行して先月29日から「強化練習」を開始。2季連続の甲子園を狙う今夏を見据え、連日徹底した走り込みをしている。この日、松永が6回から左足をつりかけながら投球を続けるなど、全員が“満身創痍(そうい)”の体にムチを打って勝ちきった。松永は「まだまだスタミナが足りない」。続けて「疲れがある中でも粘って、優勝を目指したい」と言った。昨秋の東海王者は、進化を止めない。