東京学館新潟は中越に9-6で勝ち、春季県大会は00年以来22年ぶりの決勝進出。

中越4番杉田海人二塁手(3年)の一撃で猛追が始まった。コールド負け寸前の0-7の7回表2死無走者から左翼へソロ本塁打。この後、チームは8回表に5点を奪い、あと1歩まで追い上げた。公式戦2本目、高校通算9本目の本塁打。杉田は「何とか塁に出ようと思った」とつなぐ気持ちで放り込んだ。本田仁哉監督(45)は「ああいう場面の1本はチームとしても価値がある」と敗戦の中に収穫を見いだしていた。