今春センバツに出場した花巻東が、一関学院との強豪対決を3-2で競り勝ち、8強入りした。

60本塁打超えの注目スラッガー、佐々木麟太郎内野手(2年)は「3番一塁」で出場。かつてOBのブルージェイズ菊池雄星、エンゼルス大谷翔平も背負ったレジェンド背番号「17」を地区予選に続いてまとった。

1回の第1打席は空振り三振、3回の第2打席は一ゴロ、4回の第3打席は申告敬遠、6回の第4打席は二ゴロ、8回の第5打席は投ゴロで4打数無安打1四球だった。

試合は0-0の4回2死一、二塁、2番渡辺陸外野手(3年)が右越えへ先制の2点二塁打を放った。さらに暴投の間に1点を追加。6回には犠飛と適時打で一関学院に2点を奪われ、1点差に迫られるも、万谷大輝投手(3年)と工藤翔大投手(3年)の継投で逃げ切った。

貴重な適時打を放った渡辺は「みんながつないでくれて自分が打たせてもらう形だった。打たせてくれたみんなに感謝したい」。佐々木洋監督(46)は「残塁が多く、前半に点数を取れれば良かった」と振り返った。

上位3チームは6月8日に福島県で開幕する東北大会に出場する。