腰の張りで27日のスタメンを外れていたエンゼルス大谷翔平投手(27)が「2番DH」で先発復帰。ブルージェイズ先発の菊池雄星投手(30)との今季初の「花巻東対決」が実現する。

2人の直接対戦はメジャー6度目。通算成績は12打数4安打、打率3割3分3厘、2本塁打。

昨季は6月5日に初対戦。「2番DH」で出場した大谷が、1回1死からの第1打席の初球、真ん中のカットボールを、打球速度112・5マイル(約181キロ)の弾丸ライナーで中越えに運んだ。

飛距離116メートルの16号ソロ。先輩から放った19年以来2年ぶりの1発になった。「花巻東対決」について、大谷は初対戦時から「特別な気持ちはもちろん何回やっても持つかなとは思います」と話していた。

昨季2度目の対戦となった7月17日は、菊池が3打数無安打2三振に抑え、リベンジを果たした。

2人の母校花巻東も、29日は春季高校野球岩手大会の決勝に登場。佐々木麟太郎内野手(2年)に高校通算68号が出れば、大谷との日米“アベックアーチ”になる可能性もある。

 

◆菊池と大谷のメジャー対戦

19年6月8日 3打数2安打(二安、一ゴロ、本塁打)

19年7月14日 1打数0安打(四球、三振)

19年7月21日 3打数1安打(三振、二ゴロ、左二塁打)

21年6月5日 2打数1安打(本塁打、三振)

21年7月17日 3打数無安打(遊飛、三振、三振)