公立進学校、春日のプロ注目で最速139キロ左腕、飯田泰成投手(3年)が7回2失点の好投で勝利に貢献した。

初回、味方の失策も絡んで2点を献上したが「焦りはありませんでした」。90キロ台のカーブやチェンジアップを織り交ぜ、凡打の山を築いた。「序盤は浮ついたけど、修正できました。今後に向けてのいい点になりました」。

2点リードの4回2死二塁では、この日最速だった内角137キロ直球で浮羽究真館の代打選手を見逃し三振。こん身のストレートでピンチを切り抜けた。

打っては6回に右翼越えのソロアーチ。公式戦通算2号は特大の1発で「完璧でした」と自画自賛した。

八塚昌章監督(54)は、今夏の目標を「優勝です」と言い切る。19年には8強、21年は16強と着実に力をつけてきた。エースでキャプテンの飯田が、進学校の快進撃を引っ張る。

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