センバツ4強の浦和学院は、春夏連続での甲子園出場に1歩届かなかった。決勝で、完封負けを喫した。

昨秋から就任した森大監督(31)が掲げる“超攻撃型野球”を貫いた。1点を追う場面も、犠打ではなくヒッティングを選択。9回1死一塁で、八谷晟歩(せいほ)主将(3年)が遊併殺に倒れて試合終了した。

強力打線が、聖望学園のエース岡部大輝投手(3年)に4安打に抑えられた。森監督は「選手はよく頑張りました。チャンスで打てなかった。選手と一緒に『超攻撃型野球』を押し出しましたが、岡部くんがいい投手だった」と話した。

今秋ドラフト候補の金田優太内野手(3年)は4打数1安打。「悔しいです。この球場で負けるのが初めて。受け止められないけど、相手がマウンドに集まったのを見て、負けたんだなと思いました」と淡々と話した。

昨年からエースナンバーを背負った宮城誇南(こなん)投手(3年)は、9回を被安打8の1失点で完投。「去年の夏は先輩に甲子園に連れて行ってもらって、今年はどうにか連れていきたかった。あと1歩届かなかった。この仲間と最後までやることができたので、悔いはあるけど最高の夏でした」と話した。

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