春夏連続出場で、夏初出場の明秀学園日立(茨城)は大会5日目、第3試合、鹿児島実(鹿児島)と対戦が決まった。

偶然にも、今春のセンバツも初戦の相手は鹿児島の大島。8-0で勝利したものの、好投手・大野稼頭央投手(3年)と対戦し、レベルの高さを痛感した。石川は「その大野投手を決勝で打ち崩し、甲子園出場を果たしたチーム。自分もしっかり対策をしていきたい」と、早くも警戒した。

金沢成奉監督(55)も「(鹿児島とは)縁を感じる」と話しながらも「鹿児島実さんは伝統校。長い間、高校野球の歴史を引っ張ってきた。うちは伝統とか甲子園の実績がない。チャレンジするつもりでいくしかない」と力を込めた。

チームは7月27日の決勝戦後、強化練習を行い、今月1日の大阪入り後もこの日まで約4時間ずつ、じっくり体を動かした。金沢監督は「ここから5日目まで、じっくり体の疲れをとって、調整したい」と、イメージ通りになりそうだ。

エースの猪俣駿太投手(3年)に、夏は石川ケニー外野手(3年)も投手を兼任。この2枚看板に「強打の明秀学園日立」の代名詞通り、打ち勝つ野球で勝ち上がってきた。金沢監督は「自分たちの力を出し切れば、勝ち上がっていける」と、自信を見せた。

【夏の甲子園】組み合わせ決定 大阪桐蔭vs旭川大高 明徳義塾vs九州国際大付ほか/一覧>>