第104回全国高校野球選手権は19日、大会2度目の休養日を迎えた。20日は、準決勝2試合が組まれている。第2試合では高松商(香川)との接戦を制した近江(滋賀)が大阪桐蔭に逆転勝ちした下関国際(山口)と対戦。エース山田陽翔(はると)投手(3年)が取材に応じた。

18日の準々決勝では、試合途中に右太もも裏がつって、8回途中で降板。疲労が蓄積した山田は回復に努めた。

「今日、チームはバッティング練習やっていたんですけど、僕はバッティングにも参加せず自分で体を伸ばして明日に備えての調整をしていました。体が動くことも確認できましたし、明日に備えていい形で終えることができたので、いい日になったと思います」

山田はここまで4戦連続先発で登板しており、投げた球数は512球。体調が懸念されるが、「大丈夫です」と先発マウンドに自らGOサインを出した。

多賀章仁監督(63)は準々決勝の試合後に、「(星野は)次戦もやってくれる。ああいう場面(1点リードの8回1死一、二塁)で140キロに届くかというボールを投げていて、ストレートにも切れがあった。星野がもっとマウンドに長く立てるようなら、もっといい流れになると思う」と話していた。山田の後を受け、好救援した星野世那投手(3年)が先発する可能性もあり、ベテラン監督の決断も注目される。

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