「浅野詣で」が一段落した。今秋ドラフト1位候補で高校通算68本塁打の高松商・浅野翔吾外野手(3年)が9日、予定されていたNPB10球団との面談を終えた。この日は午前中にオリックス、阪神のスカウトが同校を訪問した。

「高校に入った時からプロを目指してましたけど、ここまでなれると思ってなかったのでうれしいですね」とホッとした様子。面談を終えるたび、スカウト陣から「いい子ですね」「愛されると思います」という言葉が相次ぐなど、裏表ない性格で大人の心をわしづかみにしてきた。

3本塁打でその名をとどろかせた甲子園大会後はU18W杯、国体を戦った。現在は取材詰めの日々。心身ともに疲労も心配だが「プレッシャーとかはなくて、逆に注目されている中で打つ選手はほんとに良い選手だと思う」と力を込める。今後は「体を一から作り直して、けがしない体にしていきたいなと。体が硬いので筋肉を柔らかくして柔軟性をつけていきたい」。フィーバーぶりにも動じず、運命の「10・20」ドラフト会議を待つ。

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