錦城学園が接戦をサヨナラで制し、初戦を突破した。DeNA吉見祐治スカウトの息子、吉見幹太内野手(1年)がサヨナラ打で試合を決めた。

4-4の10回裏1死満塁で吉見に打席が回ってきた。玉木信雄監督(51)に「お前が決めてくれ」と声をかけられ打席に向かい、「しゃっー!」と大きな声で気持ちを奮い立たせた。狙っていたというスライダーをはね返した打球は、左翼手の頭を大きく越えた。

吉見は8回にも同点打を放つ活躍。「バットの出し方を練習してきて、練習の結果を出すことができた」と満足の表情だった。自身初のサヨナラ打については、「気持ちがポカポカしている」と笑顔。次戦に向けて「チームのために勝つことを意識していきたい」と話した。