慶応(神奈川2位)がスーパーシードの昌平(埼玉1位)を下し、来春センバツ出場を当確とした。

慶応は2桁13安打と打線が活発。2回には9番小宅雅己投手(1年)の逆転打など、3本の適時打が飛び出した。3回には5番の福井直睦外野手(2年)に3ランが飛び出すなど、序盤で試合を有利に運んだ。

巨人などで活躍した清原和博氏の次男、勝児内野手(1年)は「6番三塁」で先発出場。スタンドで父が見守る中、4打数無安打だったが第1打席で犠打を決めるなど、勝利に貢献した。

◆PL学園・清原の甲子園 エース桑田真澄とともに1年の83年夏から5季連続出場。83、85年夏優勝。出場全試合で4番を打ち、通算26試合で91打数40安打(打率4割4分)、13本塁打、29打点。通算13本塁打は2位の6本(桑田真澄、元木大介、中村奨成)を大きく引き離す最多記録。

◆センバツ出場枠 関東大会は、来春センバツ選考の参考資料となる。来年は第95回記念選抜高校野球大会のため、一般選考での出場枠は例年より1校多く関東・東京で7校となっている。関東は5枠となり、例年関東大会で4強に入ればセンバツ出場が当確。準々決勝敗退となった4チームから残り1チームが選出される見込みだ。東京大会の優勝校も当確で、残り1枠は関東大会と東京大会の上位進出チームを比較して選出される。

◆慶応 福沢諭吉が1858年(安政5)に創始した私立校。野球部は1888年(明21)創部。甲子園に春9度、夏18度出場し、1916年(大5)夏に優勝。プロ野球現役OBはヤクルト木沢、阪神山本、広島矢崎、ソフトバンク柳町、正木、楽天津留崎、ロッテ植田。所在地は横浜市港北区日吉4丁目1番2号。

 

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