第95回記念選抜高校野球大会(甲子園)に出場するクラーク(北海道)は22日、大阪・豊中市内で約2時間の練習を行った。24日沖縄尚学との初戦で5番三塁として起用される見込みの中村光琉(ひかる)副主将(3年)は「守備の面ではしっかりとていねいに投手を助けられるようにしたい。打撃ではチャンスで回ってきたら、ランナーを返してチームに貢献したい」と気合を入れた。

昨秋までは一塁手だったが、1月末の合宿からコンバートした。安定感あるスローイングと、対外試合でチーム1号となる本塁打を放つなどアピールし、背番号5をつかんだ。この日はシート打撃で快音を響かせ「いい打球もあり調子はいい感じ」と手応えはある。練習後、WBC日本代表の優勝の瞬間を映像で目にした。村上宗隆内野手(23=ヤクルト)は同じ三塁手で憧れる選手の1人。「すごくいい刺激を受けた」と気持ちを高めた。