佼成学園(西東京)がダブルエースで、半世紀ぶりの夏甲子園を目指す。
春夏合わせて3回の甲子園出場を誇るが、夏は74年を最後に出場が遠のいている。49年ぶりの夏出場を目指すチームの要は、最速144キロの本格派右腕、林晃大投手(3年)と技巧派左腕石井碧海(おうが)投手(3年)。対極的なダブルエースが守備でチームをリードする。
大阪出身の林は「関東のレベルの高いチームの中で野球がしたい」と高校入学を機に上京。「寮では出されたものを全て食べるのがルール。自然と食事量が増え、栄養バランスも整いました」。入学時から身長は6センチ伸びて186センチに、体重は16キロ増の83キロ。力強いストレートを武器に三振を奪う投手に成長した。
東京出身の石井は昨秋は主戦として先発。3回戦の東海大菅生戦で5失点し、8回途中で降板した。「3失点以内が目標だったので、5失点して負けたのは悔いがある」と、悔しさを胸に冬季練習に臨んだ。下半身を強化したことで投球時に踏ん張りがより効くように。球速も7キロアップし、5月には最速132キロを計測。多彩な変化球を投げ分け、アウトを量産する。
松本孝・助監督(60)も「林は気持ちを前面に押し出すが、石井は淡々と動じず投げる。持ち味も性格も正反対な2本柱です」と話すほど対極的な2人だが、目指す目標はもちろん同じ。
初戦は7月11日、清瀬戦。甲子園出場に向け、支え合いながらチームを引っ張っていく。【玉利朱音】

