<高校野球大分大会:鶴崎工10-5藤蔭>◇13日◇2回戦◇別大興産スタジアム

藤蔭(大分)のプロ注目最速152キロ右腕、松石信八(しんや)投手(3年)の最後の夏はまさかの終わりを迎えた。鶴崎工との初戦に「5番投手」で先発。初回にこの日最速146キロマークするなど、打者3人をわずか7球で抑えた。だが、4点を先制した直後の2回。先頭打者に2球目を投じた後、左脇腹の痛みでマウンドを降りた。1回0/3を無安打、投じた球数は9球だった。「試合前から脇腹に違和感があって、2回の打席で二塁打を放った時に痛めた。投げることはできなかった」。2番手以降の4投手が10失点と打ち込まれて逆転され、最後の夏は初戦で姿を消した。

この日は、5球団のスカウトが視察に訪れた。「自分があまりにも情けなさ過ぎて涙も出ないです」。進路については「最終的な目標はプロですけど、ゆっくり考えたい」と言葉を選んだ。【佐藤究】

▽オリックス縞田スカウト 馬力というか力はありますね。投打ともに、選手としての能力は高いです。

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