今春東北王者の八戸学院光星は、速球派の2年生左腕コンビの力投で2連覇を達成した。

エース岡本琉奨(るい)投手(2年)が2番手で7回5安打2失点(自責1)。自己最速を1キロ更新の148キロをマークし、「3年生と絶対に甲子園に行くと思って投げました」。1点リードの延長10回タイブレークでは1死満塁を招くも、投前へのスクイズを冷静に対処して本塁封殺。後続を二ゴロに仕留め、12度目の優勝に導いた。

元中日洗平竜也さん(44)を父に持つ最速147キロの洗平比呂投手(2年)は、先発で3回無安打無失点。しかし、投球中に左足を痛めるアクシデントで降板。1年時の昨夏も甲子園で登板しており「絶対に間に合わせます。長いイニングを投げてチームを勝たせたい」と復活を誓った。

◆八戸学院光星 1956年(昭31)創立の私立校。13年に光星学院から現校名に改称。生徒数は918人(女子417人)。普通科、保育福祉科がある。野球部は56年創部で部員数は151人。甲子園出場は春10度、夏12度目。甲子園では11年夏から3季連続準優勝。主な卒業生は巨人坂本勇人、阪神北條史也、ロッテ田村龍弘ら。所在地は八戸市湊高台6の14の5。中村良寛校長。

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