霞ケ浦・木村優人投手(3年)が、ロッテから3位で指名された。

午後6時18分。ついに吉報が届いた。阿見町の同高で木村が待機する別室から、部員たちの歓喜の叫び声が響き渡った。木村は名前を呼ばれたあと、会見に臨んだ。

「おめでとう!」の声とともに登場。木村は「ほっとした気持ちが強い。佐々木朗希投手や球界を代表する選手がたくさんいるので、負けないように頑張りたい」と笑みを浮かべた。

ロッテに指名されたことについて聞かれると、「指名されることを目標にしていた。呼ばれた瞬間はほっとした気持ちが一番。気になっていた球団で、行きたい気持ちがあったのでうれしい」と胸をなでおろした。

力感のないフォームからキレのある最速150キロの直球と、制球力の高い変化球で三振の山を築く。今夏の茨城大会ではエースとして4試合に先発登板。4番としても全試合にスタメン出場し、二刀流としてチームを準優勝に導いた。U18日本代表に選出され、日本の優勝に貢献した。

今はまだ細身だが、1日5食と白米1000グラムを食べることを習慣とし、夏から4キロ増量。木村は「身長もまだ伸びています」と語る。急成長中の右腕が茨城から隣県千葉で羽ばたく。

茨城県出身、185センチ、77キロ、右投げ左打ち。

同校からのNPB入りは8人目。