PLの火を消すな! 活動休止中のPL学園(大阪)硬式野球部のOB会の懇親会が6日、大阪市のホテルに63人を集めて開催された。名門野球部復活を強く願う桑田真澄OB会長(55=巨人2軍監督)は前日5日、自ら大阪・富田林市のPL教団本庁を訪れて幹部と直接会談。20年12月以降不在の4代目教主(おしえおや=教祖)が誕生すれば、野球部復活の道が開ける可能性があるという幹部の証言をOBたちに伝えた。

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◆PL学園硬式野球部 1956年(昭31)に創部され、62年センバツで甲子園初出場。同年夏も出場した。徐々に頭角を現し、70年、76年夏は全国準優勝。初優勝は西田真二-木戸克彦がバッテリーを組んだ78年夏。準決勝、決勝と劇的なサヨナラ勝ちを決め、「逆転のPL」の異名を取った。81、82年にセンバツ連覇、83年夏は桑田真澄、清原和博の1年生コンビの活躍で優勝。85年夏も頂点を極めKKブームを巻き起こした。立浪和義主将が率いた87年は春夏連覇するなどセンバツは20度、夏は17度出場して、春3度、夏4度の優勝を誇る。部員間暴力など不祥事に端を発し、16年夏の大阪大会を最後に活動休止。主なOBは加藤英司、片岡篤史、宮本慎也、今岡真訪、松井稼頭央、福留孝介、平石洋介、今江敏晃。現役はタイガース前田健太、オリックス中川圭太の2人だけ。