秋季東京大会で優勝した関東第一が16年以来、8年ぶり7度目のセンバツ出場を決めた。今春から甲子園で初めて低反発バットが採用される。主将で高校通算44発の高橋徹平内野手(2年)は、高校入学時からプロ入りを意識し木製バットで練習してきた。「木製バットのように、しならせるイメージで振れれば飛ばせる。ミートも大事になるので、そういう意識もしてきた。甲子園で低反発1号を打ちたい」と意気込んだ。

冬場にはチームとして10本の低反発バットを導入。さらに米沢貴光監督(48)から「立っているだけで大きいのを狙っているように見える」と指摘され、フォームも改良した。巨人岡本和の構えをイメージしながら「力感のない感じにしているところ。岡本さんは広角に打てる。自分も甲子園で左右センターと、最低でも3本打ちたい」と力を込めた。

昨秋の明治神宮大会は2回戦で大阪桐蔭を撃破したが、準決勝でエース小川哲平(2年)擁する作新学院(栃木)に敗れた。「同じ“てっぺい”だし、試合でもチームとして打てなかったのでリベンジしたい。目標は優勝と、ここから公式戦無敗」。主砲の爆発で、過去最高87年春の準優勝超えを狙う。【永野高輔】

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