第96回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)に出場する京都外大西が金光大阪と大阪・高槻市内の同校グラウンドで練習試合を行った。エース左腕の田中遥音投手(3年)が完投勝利を収めた。

18年ぶり7度目のセンバツに出場する京都外大西は、昨秋の公式戦全10試合で7完投、防御率は1・53の安定感を誇るエース左腕・田中が先発した。9回6安打2失点。秋の実戦で培ったスタミナが生きた。「力の入れ具合を考えて、配分がうまくできた」。

打でも活躍し、長打含む2本の適時打と1四球3出塁で3打点。上羽功晃監督(54)は「田中が粘れたし、打線の調子が上がってきた」と語った。

センバツ初戦は20日に前回優勝の山梨学院と対戦する。